丹波チーズ工房のブログ

江戸時代から続く農家の成長日記とチーズのある暮らし

社会見学~その2。

昨日の続き。
午後は埼玉県加須市、
トキタ種苗さんに行きました。
大利根農場の本沢さんがお話してくださいました。

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エンドウの中に、「きぬさや」という種類があります。
これには、昔はスジがありましたが、
最近の品種は、スジをわざわざ取らなくても
食べられる品種になっています。

それがどうした?とお考えですか?
なんと、この改良に11年もかかっているのですよ!

種を買う農家は、「こんな品種があればいいな~」
など好き勝手言ってますが、
実際にはすごい時間と手間がかかるものなんだと知り、
種のありがたさが身に染みました。


下は農場内で栽培されていたズッキーニ。
左から、普通のもの、茎にトゲのないもの、
黄色のもの、イタリアのズッキーニ、サラダ用。

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色々な品種をじっくりと観察・分析しながら
栽培されていました。
特に”トゲなし”は、
収穫時のチクチクから解放されるので嬉しい~!

日本の種苗会社は、世界でもトップクラスの
技術を持っているそうなので、これから
私たち農家も、たくさん学ぶことがありそうです。

いや~でもなんといっても、
久々に畑を見るのはやっぱりオモシロかった~!