丹波チーズ工房のブログ

江戸時代から続く農家の成長日記とチーズのある暮らし

チーズのお披露目。

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どーもー。
梅雨入りで、ちょっとサボりがちなチーズ王子です。
雨はね〜やる気でんのよね〜。
 
 
さてさて、遅ればせながら、
先日の「チーズお披露目会」の報告を。
長くなったので、お時間あるときにどうぞ。
 
お花はバームクーヘンの姉さんから。
残念ながら当日はいらしていただけませんでしたが、
粋なプレゼント、すごく嬉しいです!
 
お披露目会は、先月末、丹波婦木農場チーズ工房の
第一弾、サンマルセランチーズが完成いたしましたので、
お世話になった方に食べていただこうと企画しました。
 
伝えることの大切さをヒシヒシと感じることができましたねー。
お忙しい中、足を運んでいただき、
本当にありがとうございました!
 
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内容は、婦木農場の野菜達はもちろん、
知り合いの方に用意いただいたワインや、
神戸の福寿さんの日本酒も登場し、
そんな中、チーズのお話をしながら、
少しずつ試食いただきました。
 
酔っぱらって写真を撮り忘れたので、
お伝えしにくいのですが、
このサンマルセランの特徴、
「時間が経つほどに風味が増していく」
ということをお伝えしたかったので、
その違いを感じていただこうと、
3つに仕切られたお皿に、
 
出来立て(上写真)、
1週間後、
1ヶ月、
 
のチーズをのせて、
ワインのチョイスも変えながら、
順番に召し上がっていただきました。
 
出来立てチーズは、ヨーグルトのようなほのかな酸味と、
ミルクの味がダイレクトに。
辛口の白ワインが相性バッチリ。
 
 
もうすでに私は出来上がりました。うぃー。
饒舌になってきたところで、1週間のモノ。
 
酵母の働きにより、外側からトロリととろけてきていました。
酸味はなくなり、旨味が出てきているのがわかります。
フレッシュ感と熟成感のバランスがいい頃かもしれません。
フルーティーな赤でもイケますね。
 
 
最後は1ヶ月モノ。
これは公表していいのかな…。
 
実はこのサンマルセラン、
賞味期限は2週間にしています。
というのも、2週間を過ぎてくると、トロけすぎて、
丸い形を保てなくなってきます。
商品の販売ということを考えたとき、
不特定多数のお客様にわたる可能性が大きいことから、
形が悪いことで、
嫌な思いをされないようにするためです。
 
でもこの1ヶ月モノが、なんとまぁ美味しいんですよ。
え?大丈夫なのかって?
チーズは本来、ヨーロッパのお漬物、保存食です。
日本のタクワンや味噌と同じなんですよ。
ぜひご自分の舌で判断していただきたいですねー。
 
 
1ヶ月モノ、トロトロのチーズは、
切ってお皿に盛れないので、
スプーンですくって、スプーンのままのせました。
 
召し上がっていただくと、皆さん驚いた様子。
塩もまろやかになり、
チーズらしいクセのある香りと、
旨味を感じていただけたようです。
これなら赤ワインがベストですね。
 
ここまでの熟成を食べるには、
どうしても時間がかかってしまうのですが、
サンマルセランの熟成変化を感じていただき、
美味い酒も飲めたので、私は大満足でした。 
 
 
最近我が家でも、このとろけたチーズで、
「チーズフォンデュ」をしました。
蒸しただけの野菜がウマすぎて、
チーズ要らなくね?ってなりましたけど(笑)
 
他にもパンに塗ったり、
野菜にかけてもイイですよ。
(ラクレットみたいにも使える)
 
 
まぁそんな感じで、
多くの皆さんにチーズをお披露目でき、
私の経験や思いをお伝えできてよかったです。
何を言っていたのかは、
酔っ払いすぎてほとんど忘れましたが。
 
ありがとうございました。
 
 
 
今回お呼びできなかった方も、たくさんいらっしゃいます。
また今後、このような会を持つことができたら嬉しく思っています。
 
どうぞよろしくお願いします。
 
 
 
 
久々に長くなりました。
駄文を読んでいただき、感謝します。
 
 
書くことは頭使うので疲れますね。
 
寝ます。おやすみなさい。
 
 
あ、このお披露目会に、
地元の丹波新聞さんから取材が来ていたので、
近いうち新聞に載りそうです。
切り抜いて、額に入れて、床の間に飾ってください。
 
ではまた。