丹波チーズ工房のブログ

江戸時代から続く農家の成長日記とチーズのある暮らし

電車広告から。

夕方、電車の広告を何気なく見ていたら、
なんか引っかかる言葉がありました。
思わずメモして考えてみたので、発表します。

私のよく乗る電車の広告で、
「ナチュラルビューティー秋田」
というシリーズがあり、その中で、
三人の芸者さんが舞う、美しい写真があります。

その写真を想像しながら読んでみてください。
そのキャッチコピーはこうです。

『秋田の山あいの町にある、
  明治の芝居小屋。
    その古さよりも、
      百年前から変わらない歓声がスゴイ。』




どーですか?



なにか違和感はないでしょうか?




私は思わず
「百年前なんか知らんやろがっ!!!」
とツッコんでしまいました。


美しい写真が雰囲気を出しているので、
なんとなく読むと、
その歓声が聞こえてきそうになります。
五感に訴えるなんて、素敵なコピーやな~とも。

でも、このコピーライターさんは、
おそらく百歳ではないですよね?
先祖から芝居小屋の話を
聞かされているわけでもないでしょうし、
昔の人の感覚と、私たちの感覚は違いますし、
なんか私には、すごーく薄っぺらいコピーだと感じます。

私とて秋田に行ったこともないので、
偉そうなことは言えませんが、
どれだけきれいごとを並べていても、
それに経験が伴っていなければ、
心に響くものにはならないのかなーと思いました。


・・・とか書いていると、
私も常日頃、あることないことetc.
ほら吹きまくっていることに気づきました。

もう少しチャックを閉めようと思います。