丹波チーズ工房のブログ

江戸時代から続く農家の成長日記とチーズのある暮らし

おいしいってなんやねん。

今日もまた、難しいことを考えてみます。

「おいしい」についてです。

私は、なんやかんや言うても、
自分は『食』に携わっていきたい、
と考えているのではないかと思っています。

そうなるとやっぱり、おいしいもん、ですよね。

でもおいしいってなんなんでしょうね。

口に入れたときの、味覚、嗅覚だけではないことは、
皆さんもよくわかるかと思います。


江戸っ子気質漂う築地のお寿司。
(一貫目のシマアジは、言葉を失いました)

暑い夏には欠かせない、実家のトマト。
(ほかのトマトとは違うねん、うまいねん)

一生懸命働いたあとのエビスビール。
(あれだけしんどかったのが、急に達成感に変わる)

大みそか、家族親戚でつつくすき焼き。
(多くの場合、松阪牛は気づいたらなくなっている)

いつ、だれと、どこで、どんなふうに食べるか、
小さいころからどんなものを食べてきたのか、など
いろんな要素が重なったときに、
「おいしい」となるのではないかな~と思います。

でも、「おいしいって、人それぞれやからな~」と
簡単に言いたくありません。(矛盾しとる?)

私も分かっとるわけではないけど、
おいしいもんを食べ、舌をもっと肥やしたいし、
いろんな人の舌をうならせられる、
おいしいもんをつくりたいです。
農業って、いい仕事やなー。


食べることは生きること。
と、なんとか先生が言ってましたが、
私は、食べるために、
生きていきたいと思います。

死ぬまでおいしいもん食べたい。
私の墓には何も供えんでいいから、今のうちちょーだい。