丹波チーズ工房のブログ

江戸時代から続く農家の成長日記とチーズのある暮らし

長野にて。

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こんばんは、チーズ王子です。

 

先日、友人の結婚式のため、泊まりで長野に行って来ました。

彼は日本農業経営大学校の同期生であり、同級生でした。現在は長野県中野市というところで、家業の果樹栽培をしています。

これからはお嫁さんと、仕事も一緒にやっていくそうで、羨ましい限りです。

 

 

私は結婚式に最初から最後まで出たのは初めてだったので、白いネクタイを買ってきて、ネットで結び方を覚えたので、ちょっと大人になった気がしました。

あと、二次会で、チーム対抗絵描き対決があったのですが、私が描いたお嫁さんの絵を気に入ってもらえたのがよかったです。

 

おやすみなさ〜い。

 

子牛の付加価値。

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どーもー!

チーズ王子です。

久しぶりの更新になってしまいました。

 

 

 

今回は子牛の付加価値化の取り組みを報告します。

 

 

我が家で飼っている茶色い牛、ジャージー種は、

一般的なホルスタイン種より、

乳脂肪分が多いお乳を出してくれます。

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体も小さく、飼いやすいので重宝しているのですが、

その体の小ささが仇となる場合があります。

 

それはオスが生まれた場合。

 

メスはお乳を出してくれますが、

オスは肉として出荷するしかありません。

 

肉になるなら、より大きいほうがお金になるのですが、

ジャージー種は体が小さい…。

正直言って、まったくお金になりません。

日本でジャージー種が増えない理由の一つはコレです。

 

何とかならんものか・・・

 

 

んで、今回、婦木農場では、市島町にある「テッラドーノ」

というレストランの、中村シェフとご縁をいただき、

子牛を一頭買い取っていただくことができました。

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www.tanba-terradono.com

 

日本では子牛を食べる習慣はありませんが、

ヨーロッパなどではとてもポピュラーな食べ物です。

 

小さい牛でしたが、

何とかお肉も取れたようなので、

早く食べに行かねばと思っています。

あ~どんな料理になってるんでしょうかね~。ワクワク♪

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とても開放感のあるオサレなお店なので、

みんなで牛ちゃん食べに行きましょー!

 

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付加価値化というか、

最後までちゃんと食べてあげることも

大事なことかなーと思いました。

 

 早くいかないとなくなっちゃうかな・・・

 

ほなまたー。

 

追記

中村シェフより料理の写真をいただきました

 上からミラノ風スネ肉の煮込み
ミラノ風仔牛肉のカツレツ
フォンドヴォーの焦がしバターパスタと仔牛肉のクリーム煮込みパスタです。

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超ウマそー(*´Д`*)

 

チーズの食べ方。

 最新記事はコチラになります↓↓

 

 

 

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どーも!

皆さん、鬼退治は済みましたでしょうか?

豆を食べ過ぎて鼻血の止まらない、チーズ王子です。

 

最近は新しい牛が仲間入りしたり、

べこちゃんが生まれたりと農場が賑やかになってきました。

 

 

今回は我が家の「サンマルセラン」チーズについて。

本来はフランス発祥のチーズで、

私は十勝の師匠に教えていただき、作っています。

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どういうチーズなのか、という説明がいまだに難しいのですが、

正確に言うとクリームチーズでもカマンベールでもありません。

 

それは『熟成していく』ということです。

 

出来立てはクリームチーズみたいな食感、

いちごジャムとかつけたら、

食後のデザートにも食べれるような感じ。

おそらくフレッシュチーズという分類になると思います。

塩が効いているので、白ワインとか日本酒のお供にもなります。

個体差はありますが、お手元に届いて約1週間はこの状態が続きます。

 

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冷蔵庫に入れたまま1週間が過ぎると、

外側から徐々にトロけていきます。

これは酵母の働きによるものです。

写真がなかったので、申し訳ないのですが、

カマンベールのトロトロのイメージです。

酵母たちの様子が白カビのように見えるので、

分類上、白カビチーズともいわれます。

 

賞味期限に設定している2週間で、

ちょうどフレッシュ半分、トロトロ半分、くらいになるかな?

こればっかりは環境などにもよるので、何とも言えませんが、

様子を見る意味で小さくカットして食べてみてください。

 

 

 

そして賞味期限(2週間)を過ぎてからが、

このチーズの面白いところなのです。

ただ、大変申し訳ないのですが、

これ以上熟成すると見た目はこの写真のようになっていきます。

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酵母がチーズの外側だけでなく、

内側までトロトロにしているのがわかるでしょうか?

原型をとどめていませんよね?

熟成のうまみや独特の匂いもあるので、

チーズ好きにはたまらないチーズになっていくのです。

 

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どうしても賞味期限を延ばすと、

出来立てと熟成後の見た目の違いがすごいので、

とりあえず製造後2週間という設定にしておりますが、

一か月くらいは余裕でおいしく食べれます。

 

 

 

そして、その熟成チーズの食べ方として!

お勧めしたいのが

『チーズフォンデュ』!!

 

はぁ、はぁ、これが言いたいだけなのに、

ここまで書くの疲れたよ。

 

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イメージはこんな感じですな。

 

我が家でも余ったチーズをドロドロになるまで熟成させて、

みんなでフォンデュ祭りをやっています。

カブ、ニンジン、ジャガイモ、ブロッコリー、ウインナーとか

なんでも蒸したりして用意します。

チーズはホーローの小鍋や小さい土鍋で弱火で溶かします。

3週間以上は熟成したほうがいいです。

 

とまあチーズも高価なので、なかなかできないかもですが、

溶けたチーズを野菜にたっぷりつけて、、、

 

まじでほんとうにおいしいです。

赤ワインぐびぐび飲めます。

最後に残ったやつは食パンを焼いて全部きれいに食べました。

バケットとかやったらもっといいですね。

 

 

サンマルセランでもっと楽しんでもらえるといいな~。

なんかいい食べ方あったら私も教えてほしいな。

 

ではまた~。

 

注意点: 一か月熟成は保存環境により青カビ等が発生する場合があります。特に暑い夏は注意が必要です。私は、ちょっとカビ生えてきたら、その部分だけ取り除いて食べています。気になる方は早めにどうぞ。

 

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婦木農場 Webショップ チーズ サンマルセラン

 

 

2017年も。

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あけおめことよろ!!

眠い目をこすりながら、元日も家畜の世話をするチーズ王子です。

 

 

あーーーー年明けてしまった。

2016年のまとめ記事を書こうと思てたんやけど。

 

仕事より個人的な趣味の充実が著しいので、

案外楽しい毎日であります。

 

 

仕事であるチーズも牛も鶏も、うまくいったりいかなかったりで、

いろんな課題が見えて来たので、1つずつクリアして行きます。

当面は酪農の経営安定化ですが…。

 

 

ってなわけで牛ちゃんゲットだぜ!

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彼女は先週嫁入りした「みつは」ちゃん(君の名は。よりパクりました)

顔にたくましさを感じる牛ちゃんです。

 

 

あーやばい、夕方の乳しぼりに行かねば。

ほなまたー!

12月になる。

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どもー。

「にゃんきゅっぱ」したいけど、難しいですな…。

お久しぶりです、チーズ王子です。

 

 

明日から12月ですよ、12月!

なんかそわそわして落ち着きませんが、

映画見たり、音楽聞いたり、仕事したりしております。

 

 

そういえば鳥インフルエンザのニュースが出ましたね。

うちも小さいながら鶏を飼っている農家として、

周りに迷惑をかけられないので、対策をしなければ。

しばらくの間、鶏小屋は立ち入り禁止になりますので、

おいでの際はよろしくお願いします。

 

 

ラジオやニュースで話題になっているアニメ映画

この世界の片隅に」も少し前に観てきましたよ。

原作も読んでいたのですが、

映画で動いている主人公すずさんが本当に生き生きと描かれていました。

いろんな方の感想をメディアで見聞きして、

まだまだ話の半分も吸収できてないと思ったので、きっとまた観ます。

2月4日ごろから福知山シネマにもやってくるようです。

福知山シネマ 劇場公式サイト

毎日通いたいです。

 

 

11月最後の今日、午後からは大豆を収穫します。

とりあえず畑からとってきて、枝葉ごとハウスに入れ、

乾燥させたいのですが、今年は畑が草ボーボーなので、

畑でスイスイ歩けないのがしんどいです。

午前中で腰や肩も既にバッキバキで、

30歳超えたら動けんようになるんちゃうか?ってくらいです。

 

まぁ、いってきます。ほなまた~。

 

 

秋です。

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どーも!

寒くなったり、暑くなったり、おなか痛くなったりと、

季節の変わり目に翻弄されているチーズ王子です。

 

 

婦木農場では黒豆の枝豆が最盛期を迎えています。

度重なる大雨で冬野菜が遅れている今年の農場ですが、

いつの間にか秋も深まっていました。

 

 

もういくつ寝るとお正月ですよ!

いやーこわいこわい。

 

 

 

チーズ工房は約5か月がたち、

いろんな課題が見えてくるようになりました。

課題の原因をきちんと理解して、どうやって解決するかを考えています。

おかげで、「こうしたらおいしくなる」というノウハウが

どんどん正確になっているように感じています。

 

 

 

鳥小屋には、先週から若い鶏たちがやってきました。

一年目のたくさんの課題解決に向けて、

二年目は我慢の年になりそうです。

まだ小さな初卵ですが、道の駅などにも出荷しているので、

食べていただけると嬉しいです。

 

 

 

今週も牛が1頭出産予定です。

涼しくなったので、大丈夫だとは思いますが、

母子ともに無事であることを願います。

最近牛たちは、黒豆の葉っぱを食べています。

結構おいしいみたいです。

 

 

 

私は、もっぱらラジオを聞いております。

先日からradikoにて、過去の放送を聴ける機能が付き、

昼間から深夜番組を聞いてニヤニヤしています。

 

映画も見ました。

マッドデイモン主演のオデッセイ。

最近涙腺ゆるゆるで、めっちゃ泣きました。

映画館で見たかったな~。

 

音楽も熱いです。

ハイスタや星野源Green Dayの新譜。

PPAPも聴いてしまいました。

 

 

まあそんな感じで、秋も楽しく過ごしております。

 

 

ほな、また~。

 

 

 

 

とと姉ちゃん。

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どーも。

Apple Musicの素晴らしさに気づいてしまった、チーズ王子です。

毎日、おすすめプレイリストを提案してくれるのですが、

憎たらしいほどドはまりしています。

 

無料体験できるようなので、皆さんもぜひどうぞ。

 

 

 

さて今回は、今週で最終回となる、

朝の連続テレビ小説とと姉ちゃん」を取り上げます。

 

最初から見ているわけではなかったのですが、

後半2か月くらいは続けて見ることができました。

皆さんはご覧になりましたか?

 

ざっくりいうと、

高畑充希さん演じる小橋常子が、

戦後の人々の暮らしを豊かにしようと、

「あなたの暮らし」という雑誌を作るお話です。

 

 

ひと言でいうと、めちゃくちゃ面白いです。

まあ私がわざわざ言わなくても、視聴率もすごいみたいですね。

 

モデルとなっているのは、かの有名な「暮らしの手帖」。

こんな話が本当にあったとは信じられないくらい、

毎週ハラハラドキドキ、時にはウルウルしながら見ていました。

 

またキャストが豪華!

常子と二人三脚で雑誌を作る花山役の唐沢寿明はじめ、

木村多江伊藤淳史西島秀俊大地真央平岩紙

坂口健太郎、ピエール瀧古田新太などなど、

そうそうたるメンバーが勢揃いしていましたね。

 

特に唐沢寿明の存在感はすごかったなぁ。

画面に入りすぎると存在感がありすぎるのか、

控えめに演出されているようにも感じましたw

 

 

そんな「とと姉ちゃん」の中で、印象に残っているのは、

「女性の暮らしを豊かにしたい」という

常子の真っ直ぐな気持ちと行動力。

 

当たり前のことなのかもしれませんが、

自分で決めた目標に向かって、自分を信じて進んでいくという

常子の姿に、今の私はすごく勇気をもらいました。

 

また、会社が大きくなったにもかかわらず、

読者のみならず、社員の暮らしも大切にしていく姿勢を学びました。

今の日本社会では、いろんな制度も作られるようになり、

職場環境も改善され始めていますが、

当時の会社で、そんな企業判断ができるのは本当にすごいですね。

 

 

 

美味しいチーズを作りたい

 

ただそれだけの目標にもかかわらず、

現実はなかなか簡単にいきません。

時には十歩ほど戻っていることもありますが、

常子の姿勢を見習って、また一歩ずつ頑張りたいです。

 

 

 

 

さいごに、

今日(9/27)の放送で気づいたんですが、

夜のシーンになった時、

画面には夜の玄関先が映っていていまして、

効果音として、「ワオーン!ワンワンワン!」

という犬の鳴き声が使われていました。

 

だからどうってわけでもないのですが、

夜は犬の鳴き声なんだなーという面白さを感じました。

夜なので、町が静まり返っているってことでしょうか?

もし他の効果音を使うとしたら何でしょうか?

 

そんなどーでもいいことでした。

 

 

 

ほな、また。

 

 

東京家族。

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どーも。

山田洋次監督作品が好きなチーズ王子です。

東京家族」はいいですよー!

時間あったら見て欲しいなー。

 

 

さて、今回は、先日農場に来てくれた

私の「東京家族」をご紹介します。

 

東京に居た時、

寮生活でお世話になった酒井さんです。

ご家族そろって、

一年ぶりに遊びに来てくださいました。

 

当時は色々迷いがあったので、

色んな話しを聞いてもらったし、

聞かせてもらったし、

本当に助けてもらいました。

 

完成したチーズ食べてもらったり、

たわいもない話しをするだけで、

なんか嬉しくてたまりませんでした。

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しかもこれ!

素敵な手作りの看板?も貰いました!

フランス語で、

「これが人生だ!」って

書いてあるそうです。泣ける。

 

チーズ工房の入り口に飾っておきました。

やる気でるわー。

 

 

酒井さんは去年もこの時期に来てくださり、

ブログ書いていました。

 http://fukikeisuke.hatenablog.com/entry/2015/09/09/215956

 

また来年、会うまでに、

自分がどこまで大きくなれるのか。

楽しみで仕方ないですな〜。

今よりさらに、

美味いもん食べさせてあげたいです。

 

 

 

ほな、また〜。

 

彼岸花。

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どーも!

腹痛に襲われているチーズ王子です。

 

最近寒くなってきたので、

汗がすぐ冷えて、お腹が痛くなります。

 

腹巻きをすればいいのですが、

暑すぎてやってられへんし…。

 

季節の変わり目を感じるこの頃。

 

でも思えば2年くらい前、

東京のお店で働いていた時は、

空調の効いたところだったので、

暑くても、寒くても、

雨が降っても、雪が降っても、

身体で季節を感じることは

少なかったかもしれませんなー。

 

しみじみ。

 

 

 

さて、稲刈りもぼちぼち進み、

お彼岸が近づいてきたので、

婦木農場の田んぼの土手には、

彼岸花がたくさん咲いています。

 

明日9/18は、まるカフェです。

天気が心配ですが、

栗ご飯も用意しているようなので、

初秋の丹波

あじわいにきてくださいませ。

 

 

 

 

 

はあ…

 

世間は三連休か……

 

ほな、またー。

 

 

 

 

出産。

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どーも。

広島カープの素晴らしい優勝を目にし、

我が阪神が恥ずかしくてたまらないチーズ王子です。

 

アニキ!来年は頼むぞ。マジで。

 

 

 

 

さて、昨日は子牛の出産がありました。

 

おかあさんは『ゆき』ちゃん。

 

朝からおっぱいが張ってきてるなーと思っていたら、

昼に陣痛が来たようで、私たちも引っ張ってやりました。

 

婦木農場のFacebookページか、

私(婦木敬介)個人のページに、

産まれる瞬間の動画も投稿してますので、

ぜひご覧くださいませ!

 

ゆきちゃんは2回目の出産で、

黒牛の種をつけていたので、

赤ちゃんは、ジャージーと黒牛の「F1」となります。

しばらく我が家で育てたのち、

肥育農家に引き取っていただき、

いずれはお肉になる予定です。

名前は「カルビ君」にでもしておきましょう笑

 

 我が家は牛乳を搾る酪農家なので、

母牛が継続して乳を出し続けるために、

一年に一回、子牛を産ませています。

毎年、乳牛の赤ちゃんを産ませていると、

乳牛が増えすぎてしまうこともあるので、

あえて肉用の牛の種もつけています。

 

昨晩の搾乳では、

この子牛のために出しているお乳なんだなー

 と改めて感じました。

 

ますます、おいしいチーズを作りたいですね。

 

 

あ、おしらせ!

来週日曜日(18日)のまるカフェで、

サンマルセランチーズの販売が決定しました。

新米を食べるついでに、

子牛の顔も見にきてやってくださいな。

 

まあとにかく、

ゆきちゃんも子牛も元気でよかった。

 

 

 

ほな、また〜。